言葉に残しておきたい気持ちのこと。

今日、いや、正確に言うと昨日のこと。

6ヶ月ぶりに自分の母校の近くまで行ったら、今住んでいるところから1時間半ほどかからないでついてしまって、なんだかがっかりした。大学生になったのに、あまり遠くにいけなかったんだなぁと実感した。遠くへ行きたい、と思って決めた志望校は本当に手が届かないほど遠かった。みじめ。

 

1時間ほどして、始発駅から毎日通学に使っていた電車に乗り込んだ。笑っちゃうくらい古い電車。もとの色が赤なのかピンクなのかわからないシート、手動で開けるドア、夏は風が強すぎて、冬は足元が暑すぎる空調。強風とか、雨とかですぐ遅れるし。どれだけ古いのかは知らないけど、でも、それは本当にもうすぐ眠る電車だった。本来なら中吊り広告がある場所には「さよなら107系」の文字。車内にはカメラを首から下げた鉄道マニアの人たちがたくさんいて、なんで鉄道マニアって一目でそれってわかるんだろうなと思いつつ、電車に揺られた。来年の今頃にはピカピカの電車がここを走るのかと思ったらちょっとなんとも言えない気持ちになった。

 

変わらないこと、変わっていくこと。

隣の男子校のライブは、クオリティが下がった。演奏どうこうではないけど。今年からOBのプロのPAさんを呼ばなくなったらしい。全然明るくする気のない青や紫の照明をくるくるさせてミラーボールなんかつけちゃったりして、アホみたいにかっこよかったのに、今年はただ白の照明2本がステージを照らしているだけだった。それは確かに「手作り」「文化祭」って感じでなんだか好感は持てた。でも、「頑張ったんだなぁ」っていう感がたくさん出ていた。かわいそうに、去年の先輩たちのほうが絶対カッコよく見えただろうし、モテただろうに、というのは言うのはやめておいた。

 

変わりたかったこと、変わらないで欲しかったこと。

たまたま再会した、仲が良かった男子はもう自分の持つ魅力に気づいてしまって、カッコよくなってたけど、前の方が好きだった。なんだか自分に自信があるみたいで気持ちが悪かった。当然大学生にもなれば髪も染めるし、自分の見せ方もわかってくる。私だって「先輩雰囲気変わりましたね」と後輩に言われた。それがいい方になのか悪い方になのかわからないけど。

 

変わらなかったもの、セブンの前の異様に短い信号、川の鯉の多さ、得体のしれない空き家、9月の日差しの強さと風の涼しさ。そういうものを見つけてはいちいち懐かしいと感じている時点で自分はもう変わっちゃってるみたい。悲しい。

 

風景は変わるし、人は変わるし、気持ちは変わるし、考え方も変わるし、この世の中に変わらないものなんてないのかもしれないなぁと思ったら怖くなって、眠れなくなって、今に至る。だから、こうやってブログ?日記?に残しておこうと思いついた。これを誰かに見せようとか、別にそれは後で考えることにする。

 

私が今感じていること、明日の私が考えていることが、明後日の私の助けになりますように。どうか、いい方に変われますように。寝る。

 

♪誰にも見つけられない星になれたら/andymori